Boramimi  





2001年11月

内田 由紀子さん

仕事はJR職員。この秋車掌さんとしてスタート予定
 内田由紀子さんはJR東海に勤めて3年目。これまで駅員としてがんばってきたが、ワンランク上を目指し、試験と研修を受け、この11月に車掌に昇進予定。女性車掌は既に20人以上いるそうだが、「高卒では私が初めてなので、後に続く人達の為にもがんばらなきゃ」と、なりたての車掌の仕事にやる気満々だ。 駅員時代もそうだったが、仕事はハードで夜勤も多い。朝9時から翌朝9時までの24時間勤務(深夜1時頃から5時前まで仮眠がとれる)が月のうち半分以上を占める。

きっかけは、図書館での『ボラみみ』との出会い
 そんな内田さんがボランティアをするようになったのは、約2年前。こんなに忙しそうな毎日に見えるが、バスケットボールに明け暮れていた高校時代よりずっと暇な時間ができたのだという。「せっかく時間があるのだから、何かやりたかったんです。高3の時、学校から行った老人ホームのボランティアがすごく社会勉強になったので、できれば何かボランティアがしたかった」。


 そんな時、偶然にも鶴舞図書館に置いてあった『ボラみみ』に出会った。この時の『ボラみみ』は、実は2年前の11月に初めて作られたデモ誌で、正式な発行前のもの(正式には平成12年4月号スタート)だった。そんなデモ誌に偶然出会って以来、かかさず『ボラみみ』を読んでくれているという。
 「何でもいいからボランティアがしたかった」内田さんの目に止まったのが、「平日好きな時間に1時間でもお手伝いして欲しい」という募集内容。不規則勤務で平日に時間がとれる自分にぴったりだと思い、早速電話をしてみた。これが、名古屋NGOセンターとの出会いだ。

ボランティアの対価は、お金ではない別のもの
 名古屋NGOセンターでの仕事内容は多岐に渡り、発送作業、入力作業、イベントなどのテープおこし、イベント手伝いなど、その他なんでも。空いた時間に、週1〜3回来ている。現在は、内部の「政策提言委員会」のメンバーにも選ばれ、会議にも参加している。忙しい仕事の合間をぬって、「今後も週1回以上は来たい」という。「お給料もらってる仕事より大変だなぁと思う時もあるけど、すごく勉強になります。もちろん、自立して生きていくためには仕事は大切だし、一生懸命やってますが、ここでは、仕事とは違う別のものを対価としてもらってます。例えば、出会い、知識、グローバルな視野など。私には、仕事一辺倒でなく、ボランティアの世界とのバランスが必要なんです。今、そのバランスが上手く保てているので、とても心地よいんです」。

いろんな人にボランティアの門をたたいてほしい
 内田さんは、NGOセンターで出会った「なごや自由学校」のメンバーでもある。こちらでは、様々な講座を企画し、講師を依頼し、イベントを切り盛りする。ボランティア活動のいいところの一つは、こんな風に、ひとつの枠にとらわれずにどんどん広がっていけるところだろう。
 最後に、同年代の皆になにかあれば一言。「私たちの世代だと、ボランティアっていうと、カッコつけてるとか、照れくさいとか思われがちだけど、全然そんなことないと思います。自分のできる範囲でできることをやればいいんだから。私も、もっともっといろんな人に出会いたいので、いろんな人にボランティアの門をたたいてほしいです」。
 21歳の若さにして、ボランティアの魅力にはまってしまった内田さん。今後も自分の中で上手くバランスを保ちながら、世界を広げていってくださいね。


名古屋NGOセンター 「政策提言委員会」のようす 特定非営利活動法人 名古屋NGOセンター
住所:名古屋市中村区名駅南1-20-11 NPOプラザなごや3階
TEL&FAX : 052-588-3680

E-mail : ngoinfo@sf21npo.gr.jp

URL : http://www.sf21npo.gr.jp/~ngo

活動内容 : NGO(非政府組織)のサポートや一般市民への情報提供、外務省への政策提言を行う。





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