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[NPOフェスタあいち2003について]

〜「NPOフェスタあいち２００３」開催〜 １月にオープンしたばかりの愛知県のNPO活動拠点「あいちNPO交流プラザ」のお披露目をかねたイベントが開催される。「NPOって何？」というNPOに関心がある人から、現在活動中の人、行政・企業の関係者など、幅広い対象の誰もが満足できるようなプログラムになっている。 2003年2月号 特集２

会場になっている「あいちNPO交流プラザ」は、愛知県東大手庁舎1階

実行委員会の皆で作り上げた 　この１月に、NPO活動拠点「あいちNPO交流プラザ」がオープンした。NPO活動の促進を目的として、広域的な情報・人材交流のネットワーク拠点、NPOと行政、企業との協働、連携のかなめとして愛知県が設置した。交流コーナーや情報コーナー、会議室があり、NPOに関心のある人、NPO活動をしている人や団体の交流、情報発信・収集の場として利用できる。県民生活部社会活動推進課NPO・ボランティアグループの職員が常駐し、NPO法人設立認証の申請に関する相談なども行っている。また、このプラザは、大規模災害発生時には、防災ボランティア支援の拠点として使用される。この「あいちNPO交流プラザ」のお披露目もかねたイベントが開催される。

実は２年前にも、同じく愛知県の委託事業として「NPOフェスタあいち2001」が開催されたが、このときは「特定非営利活動法人 市民フォーラム２１・NPOセンター」（以下「市民フォーラム」）が単独で受託した。今回は、中間支援的な役割を担うNPOの横のつながりをフルにいかそうと、「市民フォーラム」の呼びかけで、3団体でのコンソーシアムで応募した。また、運営は、この３団体だけでなく、自主講座・ブース出展の参加団体で構成された実行委員会によって行われている。自主講座にはNPO６団体が、大交流フェアのブースにはNPO19、企業7、行政5団体が参加。
どちらも予定数以上の応募があり、その中から選ばれた団体が参加できることになった。参加団体は実行委員として企画づくりにも参加している。自主講座を開催するある団体の担当者は、「実行委員会が月に1度ほどあると聞いて、正直、大変だなと思っていました。でも、会議に参加するうちに、このイベントを一緒に作り上げているという参加意識が強くなってきました。自主講座についても、団体内部で話し合ったものを提出するのですが、実行委員の皆が受講者の立場から客観的にアドバイスをくれるので、参考にさせてもらいました」と言う。	１０月から月１回のペースで行われた「実行委員会」の様子。自主講座やブース出展の団体からも参加し、皆でこのイベントを作っている。

明日の活動に役立つ実践的な内容 　この「フェスタ」は、「NPOってよく耳にするけどいったい何？」「ボランティアとはちがうの？」というNPOに関心のある人から、現在活動中の人、ボランティア団体をNPO法人にし活動を活性化しようと考えている人、NPOに携わる部署にいる行政・企業の人と、「NPO」というキーワードでつながる全ての人を対象にしている。ブースに企業や行政が数多く出展するのは、この種のイベントでは珍しい。行政は、NPOとの協働事例を展示し、企業は社会貢献活動やNPOとの協働事例を展示する。

	２年前に開催した「NPOフェスタあいち2001」の様子。 「ブース出展」（上）、 「自主講座・ベビーズカフェ〜親子でどうぞ！（子育て支援のNPOまめっこ）」（左）、 「分科会・ＮＰＯの基礎理解講座（市民フォーラム２１）」（右）

対象範囲が幅広いので企画を決めるに当たっては相当苦労したようだ。「市民フォーラム」の担当者によると、「対象が広いからといって、総花的な『楽しかった』『なんとなくためになったと思う』というようなイベントには終わらせません。2年前のフェスタの参加者からの声も活かし、今回は、あらかじめ対象別にニーズを分類し、より実践的なプログラムを準備しています。例えば、初心者には、ボランティアしたい人と団体をマッチングする大交流フェアや、分科会の『基礎理解講座　NPOって何？』などがあります。また、すでに活動中の人のためには、分科会や自主講座を、明日からでも実践できるより具体的な内容にするよう心がけました」。 　メインイベントである基調講演は、田中尚輝氏の「目からうろこのNPO」。これまでの常識を覆すような話が聞けるとのこと。この基調講演や大交流フェア、分科会、自主講座のどこをとってもよく練られた内容になっている。「来ていただいた人には、明日からの活動に役立つ『何か』を必ず持って帰ってもらえると思います」と、実行委員は太鼓判を押す。

NPOフェスタあいち2003について・・・

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