ある環境セミナーの講師として、
浅井さんは40人の受講者にこう呼びかける。
「地球にやさしい取り組みが10個あったら、
10個全部実践しようとするのは大変。
でも40人ができることを1個ずつやれば、40個になる。
一人ひとりの小さな積み重ねが大きな力になります」。
環境のために、あれもこれも駄目、
こうすべきと大上段にふりかざすのではなく、
肩の力を抜いて「身近にできることを自分流に」
がモットー。
10年前、「環境保護はゴミ減らしから」と
台所から始めた取り組みは次第に
活動のフィールドを広げ、
現在仲間と環境教育の出前授業で小学校へ。
これまでの活動とその思いについて話をうかがった。
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「カンちゃんのダメダメ日記」には等身大の小学生のエピソードをたくさん盛り込んだ。シナリオは、みんなで意見を出し合い時間をかけて練り上げた。絵を描いたのは浅井さん(左)。「メンバーにプロのイラストレーターもいたんですが、素人っぽい私の絵がかえって親しみやすいということになって」。 |