「なごやボランティア・NPOセンター」が
公設公営から公設民営に変わりました!

名古屋市の「なごやボランティア・NPOセンター」が、8月1日より指定管理者制度により民間委託されることになりました。委託を受けたのは、「(特)ボラみみより情報局」、「(特)ボランタリーネイバーズ」、「(特)名古屋NGOセンター」の3つのNPO法人による事業体「ぼらんぽセンター・コンソーシアム」。ボランティアやNPOに興味のある人は、一度、センターに足を運んでみて下さい!

―3団体で事業体を作り、運営する理由は?

8月から管理運営をする3団体には、これまでそれぞれが様々な分野で活動してきた特徴(※下記参照)があります。3団体が協力し、それぞれのいい所を出し合うことで、利用する人にとってよりよいセンター運営ができると思い、この形をとりました。

―どんなセンターにしたいですか?

実際に人が動くのが見えるセンターにしていきたい。例えばNPO入門講座を受けた人がNPO活動に参加したり、ボランティア担当者がコーディネートの相談にきて、団体内でうまくコーディネートできるようになったりしてほしいです。ただ参加した、相談を受けただけで終わらないようなサポートができる施設が理想ですね。 同時に、「ボランティアのたまり場」みたいな気軽に立ち寄れる場所にしたいです。講座や情報収集、会議など、目的があって訪れるのはもちろん、人がいつもいて、そこで情報交換できるようなサロン的な空間を作りたいです。団体やボランティアをしたい人同士、または相互の人のつながりができ、みんなが活性化できることで、センターもどんどんいいものになっていくと思います。それには利用者サイド、個人からみた市民側の視点が重要で、もっと市民が気軽に訪れてくれるためにも今後、日常的にセンターの事業に関わるボランティアの募集をしていきたいです。

―そのためには、具体的にどんなことを計画していますか?

まず、ボランティア・NPO情報の提供については、情報を集める側の立場で、整理されてより見やすい配架にします。書物や資料についても同様です。NPOの相談では、NPOを苦労して立ち上げた体験を持つアドバイザーが経験に基づいた相談を行えますし、個人に対しては、NPOでボランティアコーディネートをしてきた経験を活かした相談が行えます。ボランティア入門講座など一般向けの講座やNPO向けの専門講座は、これまで3団体で行ってきた講座のノウハウを活かしてプログラムをつくります。年数回の交流会や大イベントでは、個人とNPOとの交流ができる雰囲気のものにしていきたいです。その他、会議室の利用団体にはポットと湯のみを貸し出して自由に使ってもらえるようにしたり、フロアの一角におむつ交換などができる「子どもスペース」を設けたりして、人が集まりやすい工夫をしていきます。

センター見取図 ●フリースペースフリースペース
情報交換・交流の場としてどなたでも自由にご利用いただけます。センターにある各種情報や資料を見るのにも使って下さい。

●パソコンコーナーパソコンコーナー
2台設置。インターネットでボランティア・NPOに関する情報の検索ができます。

●作業スペース作業スペース
会議資料や広報誌などの作成のために、印刷機、紙折機などが利用できます。(予約制)

●会議室会議室
少人数での会議・集会などに利用できます。定例の活動にもぴったりです。定員12名。(有料)

●集会室集会室
集会・研修・発表会などに利用できます。定員36名。(有料)会議室・集会室の利用者には、ポットと湯のみを貸し出しできます。

●閲覧コーナー閲覧コーナーボランティア・NPO関係の図書・資料などが1500冊以上あり、自由に閲覧できます。また全国のNPOに関する資料を揃えています。図書は貸出もしています。

●掲示板掲示板
NPOや関係機関から集まった一般向けのボランティア募集・イベントの告知やNPOのニュースレター、またはNPO向けの研修・講演・助成金の案内まで幅広い情報が揃っています。

●相談カウンター相談カウンター
NPOで活動経験を持ったアドバイザーが、ボランティア希望の人からNPOの会計などの専門的な相談まで、きめ細かくアドバイスします。


―センターの運営を通して、この地域で目指すものは何ですか?

現在は、市内の公的なセンターやボランティア支援施設も含めて、個別に事業を展開しています。同じようなイベントを協働で開催すれば集約された大規模イベントになり、市民や団体にとっても一度にたくさんのものが得られ、楽しめるものになるはずです。また、それぞれのセンターで同じ事をやるより、支援する範囲をすみわけして専門性をもたせた上でサービスをした方がいい。このように他の中間支援団体とつながりをもって、お互いの専門性の理解と協力をしていきたい。センターをコンソーシアムでとったことも、このようなネットワークを広げるきっかけになると思っています。

センターからは、お知らせを広報なごや、情報誌「ぼらんぽ」、センターHP、月刊『ボラみみ』などで公開していきます。「ぼらんぽ」は公的機関にも配布されますので、みなさんもどうぞ手にとってみてください。

センター長 織田元樹
センター長 織田元樹
所属:(特)ボラみみより情報局


■ 「ぼらんぽセンターコンソーシアム」3団体の 特徴・これまでの実績

特)ボラみみより情報局
特 徴: ボランティア情報収集・発信・ボランティアコーディネート。
実 績: 無料のボランティア情報誌月刊『ボラみみ』の発行、HP「ボラみみ.com」の運営。行政のボランティア・NPO関連の冊子編集事業を数多く請け負う。ボランティアコーディネート研修・一日ボランティア体験講座の実施など。
(特)ボランタリーネイバーズ
特 徴: まちづくりコーディネートとNPOへのマネジメント支援。
実 績: 行政の「NPO運営支援事業」やwebサイト「NPO情報交流ステーション」、「あいち地域資源デジタルアーカイブ」の製作、その他まちづくりイベントやNPO相談などを通して、NPOの幅広い支援活動を行う。
(特)名古屋NGOセンター
特 徴: NGOのネットワーク作りとスタッフやボランティアの人材育成。
実 績: 「地球市民フェスタ」や「国際理解教育セミナー」など、国際理解のためのイベントの実施。スタディツアーや各種講座、スタッフ研修を通して人材育成をはかる。外務省、JICAなどに対する提言や、NGOのネットワーク構築を行う。

■ イベントのご案内

●「なごやボランティア・NPOセンター リニューアル記念・運営説明会」
日 時: 8/7(土)11:00〜12:00 場 所: なごやボランティア・NPOセンター
内 容: 運営方針や事業計画の説明・アドバイザー紹介など
参加費: 無料。どなたでもお越し下さい。

●「ボランティア入門講座」
日 時: 8/28(土)13:00〜15:00
場 所: なごやボランティア・NPOセンター
内 容: ボランティア入門講座〜見つけよう! わたしがやりたいボランティア〜
参加費: 無料。ボランティアに興味のある人対象。 詳細はイベントカレンダー(p.12)参照。


■ なごやボランティア・NPOセンター利用案内

●開館時間
  午前9:00〜午後9:30(火〜土)
  午前9:00〜午後6:00(日・祝)
●休館日
  毎週月曜日(月曜が祝日と重なるときも休館)、年末年始
●会議室利用料金
利 用 時 間 会議室(定員12名) 集会室(定員36名)
市民団体 その他 市民団体 その他
9:00〜12:30 600 1,200 1,200 2,400
13:00〜17:30 800 1,600 1,600 3,200
18:00〜21:30 600 1,200 1,200 2,400
延長(要問い合わせ) 100 200 200 400
※申込方法など詳細は、TELにてお問い合わせ下さい。
●所在地
  〒460ー0008
  名古屋市中区栄一丁目23番13号 伏見ライフプラザ12階
●交通案内
なごやボランティア・NPOセンター地図 地下鉄「伏見」
6番出口南へ
徒歩5分
(白川公園西)

●連絡先 TEL:052ー222ー5781 FAX:052ー222ー5782
  E-mail: n-vnpo@proof.ocn.ne.jp
  URL: http://www.n-vnpo.city.nagoya.jp/



ホームへ

Topへ