よく人から「ここ教えて〜」と頼まれる私。なので、人にいろいろと教えることに興味があり、尾張旭市などで活動している学習支援のボランティア活動をしているジュヴェニルの活動に参加しました。 駅から歩いて向かったので、施設に着く頃には汗だく。近くまで担当の山中さんが迎えに来てくれたのが嬉しかったです。 対象が中学生だということで、初めは「教えられるかな?」と不安もありましたが、教えていく中で自分も一緒に勉強していく感じでした。一対一で私が教えたのは英語。実は苦手だったのですが、解答を見ながら、わかりやすくと自分に言い聞かせて教えました。途中、わからないところがあったので、隣にいるボランティアさんに聞き、一緒に考えながらやりました。 子どもたちの教科書の中には、わからないまま残ってしまった問題がありましたが、他のボランティアさんが、「次までに調べてきます」と子どもたちに約束していたのを聞き、ただ教えるのではなく、自分自身も勉強することが大切なんだなと思いました。そして、中学生の子がスラスラと英語を解くのを見て圧倒され、勉強を教えるという立場でしたが、逆にこちらの方が勉強を教わった気持ちでいっぱいでした。
1時間ほど勉強を教えた後は、ボランティアのみなさんで集まってミーティング。一人一人、今日教えた教科や子どもたちの様子を発表するのですが、「計算ができるようになってた!」、「前よりできてた!」と、子どもたちのことを自分のことのように嬉しそうに話していました。また、「こうやって教えよう」など、教え方の意見もあって、子どもたちのために一生懸命になっている様子が伝わってきました。 あるボランティアさんからは、「理科を教えるのが難しい」という声がありました。今の教科書は写真が多いらしく、説明の仕方が難しいそうです。私も中学校を卒業して5年近く経ちますが、やはり、自分が中学生の頃より勉強の範囲や難易度も変化していると、教えながら感じました。とはいえ、「わからない」の一言で済ますのでなく、子どもたちを応援する立場として、一緒に頑張っていくことが大事なんだ、と思いました。
■ 団体紹介 【特定非営利活動法人 ジュヴェニル】
○ 愛知県小牧市光ヶ丘1-1 アクシス光ヶ丘4-403
FAX:020-4666-1965
E-mail:juvenile@dw.sunnyday.jp
URL:http://juvenile.sunnyday.jp/
児童養護施設で、中学生を対象とした学習支援ボランティアを行っています。
ボランティアの年代はさまざまです。現在、ボランティアを募集しています。
■ 体験・文 【ボラみ隊 中村 香緒里】
公務員を目指す専門学校生。ボラみみでは配達ボランティアをしています。学校帰りに本屋に寄るのが日課。テレビを観るのも好きだが、もっぱら観るのはニュース番組。