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◆ 特集 ◆ インターン 藤本 「ボラみ隊が行く!」 ボラ体験レポート編

江南市国際交流協会 子ども塾 外国人の子どもたちの学び舎

◆ 子ども塾とは?

写真 一生懸命お勉強中です。

 江南市にある「江南市国際交流協会 子ども塾」では、週に3回ボランティアの方が外国人の子どもたちと一緒に勉強をしたり、 日本語を教えるといった学習支援を行っています。普段、外国人の子どもたちと接する機会のない私は、子ども塾の活動に興味を持ち、 今回ボラみ隊として子ども塾でボランティア体験をしました。
 子ども塾は、江南市国際交流協会の拠点である「ふくらの家」で火曜日と金曜日、江南団地の集会室で火曜日と木曜日の15時半から開催されています。 ボランティア体験当日、世話係の早瀬さんの案内で、この日子ども塾が開催される江南団地の集会室へ向かいました。

◆ 今日の勉強スタート!

写真 習字も教えます。上手に書けるかな?

 子ども塾の先生はみんなボランティアスタッフです。この日の子ども塾は、ブラジル、中国籍などを中心に外国人の子どもたちが15人、 先生が10人ほどでした。ボランティアは、子どもたちの親やおじいちゃんおばあちゃんくらいの年代の方が中心です。
 私は、小学校6年生のブラジル人の女の子たちと一緒に勉強することになりました。初めての体験にドキドキしていた私ですが、 「先生!これどーやるの?」という子どもたちの声に、あっという間に緊張も解けました。宿題をしている子に分からないところを教えたり、 一緒にやり方を考えたり、ヒントを出して子どもたちと一緒に勉強をしました。1年ほど前からボランティアをやっている方と一緒に子どもたちの勉強をみたので、 初めての“先生”体験でも安心でした。
 1時間半ほど勉強したところで、おやつの時間。子どもたちは、みんなおやつの時間が大好きです。小さい子から大きい子まで、みんなで仲良くおやつを囲み、 とっても嬉しそうでした。
 「先生!」と呼ばれることも、こんなにたくさんの外国人の子どもたちと接することも初めてでしたが、子ども塾はアットホームでみんな楽しそうに勉強していて、 こちらもとっても楽しく温かい気持ちになりました。

◆ 地域で支える子ども塾

写真 みんなで楽しくおやつの時間。いただきます!

 大人の都合で日本に来たり、外国に戻ったりと、どうしても言葉や勉強が中途半端になってしまう外国人の子どもたち。 「将来、子どもたちが幸せに暮らせるようにしてあげたい。本人の努力だけではどうしようもない部分があるから、そこをまわりがサポートしてあげなくては。」 と話すボランティアの方から子どもたちへの愛情が伝わってきました。ボランティアの方々が子どもたちのことをいちばんに考えていること、 そして、皆さん楽しそうに活動していらっしゃることがとても印象的でした。
 子ども塾には、日本語がまだよく分からない子、会話ができても読み・書きが難しい子、算数が苦手な子、漢字が得意な子、といろいろな子がいます。 ひとりひとりのペースにあった学習をするため、子どもたちと先生は基本的にマンツーマンです。子どもたちの数に対して、 なかなかボランティアが集まらない時もあり、手伝ってくれる方を大募集中だそうです。
 子どもたちの勉強をみてくれるボランティア、送迎をしてくれるボランティア、おやつを作ってくれるボランティア…子どもたちをサポートしたい!という地域の思いと力を感じました。

■ 団体紹介 江南市国際交流協会 子ども塾
○江南市古知野町古渡142−2 ふくらの家
TEL:0587-56-7390(月〜金、10:00〜17:00) FAX:0587-56-7390
E-mail:fukura@feel.ocn.ne.jp
URL:http://konansi.web.infoseek.co.jp/
子ども塾では週3回(火・木・金15:30〜)外国人の子どもたちの学習支援を行っています。勉強を教えてくれる方だけでなく、 子どもたちの送迎をお手伝いしてくれる方を大募集中です!

■ 体験・文 【ボラみ隊 藤本】
現場体験型研修として、ボラみみより情報局でインターンをした県職員。普段は、環境保全に関わる仕事をしています。

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