今回は、社会人2年目と学生2人のボラみみ期待の若手スタッフ3人がボランティア体験に出かけてきました。それぞれ興味のあった分野の活動だからこそ、充実感も大きかったようです。この3人にならって、まずは“好きなことのボランティア”始めてみませんか?
今回私は、名古屋市南区で子育て支援をしている「コミュニティーハウスmomo」にお邪魔しました。「コミュニティーハウスmomo(以下momo)」は、子育てを通して子どもも大人も生き生きと安心して過ごせる場所を提供することを目的にしています。活動場所は事務局長の新田さんのお宅です。平日の10時から15時までの間解放されており、主に就園前の子どもたちとママたちが自由に集まってきます。
「momo」のスタッフの仕事は、子どもたちが遊ぶ様子を見守りながら、大人たちもリラックスして過ごすための時間と空間を作るお手伝いです。スタッフは子どもたちやママたちとニックネームで呼び合い、アットホームな雰囲気の中で活動していました。私が訪問した日は、子どもたちと水遊びをしたり2階のテラスにある菜園でゴーヤやキュウリなどを触ったり、ママたちとも子育てや家族の話題で盛り上がっていました。
訪問日にお会いしたママたちに「momo」を訪れる理由をお聞きしたところ、「子どもの好きな場所であり、ママにも楽しい場所だから」、「様々な年齢の子どもとママとの出会いがあるから」、「自然な感じで集まってきた人たちと、無理なく過ごせるため」などと答えてくださいました。「momo」で満足した時間を過ごし、リフレッシュして帰宅していく親子の姿と、それを支えているスタッフの笑顔が印象的でした。
事務局長の新田さんが「momo」を始めた理由は、今の社会には親子が他の人と知り合うきっかけや気楽に出かけられる場所が少ないこと、また子どもが充分遊べないことに危惧を抱いたためです。その活動にはご自身の幼稚園教諭としての経験と2人のお子様の母親としての経験の両方が多分に生かされています。
「momo」が目指すのは、子どもたちが健やかに育つまちづくり。そのために、まずは親子と地域のつながりを築いていくことを目標としています。今年の目標は、「momo」のお家からお出かけをして外遊びをすることです。外遊びを通して親子が五感を使った遊びの経験を積むとともに、地域の方に「momo」の存在を知ってもらうことが目的です。そしていつの日か、子どもから大人まで様々な年代の人々が自然に関わり合い、親子にとっても地域にとっても安全で安心して過ごせるまちになるように、「momo」は頑張っています。
暑いのでみんなで水遊び。
テラスのお野菜に興味津々。
お部屋では親子ともに自由に過ごします。
普段は大学院で生活環境について学んでいます。ボラみ隊で出会った方々からは沢山の笑顔と元気をいただきました。とても充実した時間を過ごすことができて感謝しています。