人と自然をつなぐ地域づくり
「特定非営利活動法人 地域の未来・志援センター」では、「持続可能な社会」を目指し、東海地域のNPO・企業・行政の関係者と議論を重ねながら活動に取り組んでいます。 その一つとして、同団体・豊田市・トヨタ自動車が協働で行っているのが『豊森』というプロジェクトです。 山間地では過疎化で森が荒れ、川の氾濫などの災害を招いています。 災害を防ぐためには、人の力が必要です。 団体では、森に根差した新たな事業や暮らし方を創出する人々を育成し、森と地域の人々をつなぐことで、そこで人が一生暮らしていける地域づくりを支援しています。 現在『豊森』のコンセプトを実現するために、『豊森なりわい塾』というプロジェクトを行っています。 これは森に根差して生活していきたい・森とのつながりの中で生きていきたい人のために、地域暮らしの知恵・技・マネジメントを学んでいます。
ひとりひとりが地域を想う
「持続可能な社会」の実現は、あらゆる地域の構成員が協働する必要があります。
その協働を支援する環境分野の中間支援組織として設立しました。
「持続可能な社会」は行政などに頼るのではなく、地域の人々が課題を見つけ、考え、解決する意志を持つことで実現できます。
団体は意志を持つ人々の困難を皆で解決し、支援するための架け橋となるセンターを目指し活動しています。
環境問題を始めとする様々な問題の解決のためには、まず環境破壊によって自分が受ける損害などの状況を正しく認識し、問題を把握することが大切です。
そのためには当事者意識を持ち、他人事ではなく自分事として取り組んでもらいたい、と団体の方はおっしゃっていました。
自分で行動することが大切
この取材を通して自立する大切さを学びました。 最初から人に頼ってしまっては良い結果を残すことができません。 まずは自分で考え、行動することで自分の意志をしっかりと持つことができます。 悩み、試行錯誤しながら行動することで力が身についてくると思います。 地域の未来・志援センターのみなさんは意志をしっかりと持っていらっしゃいました。 一番印象に残っている言葉は「課題は自分で見つけるもの」。 課題は他人が見つけるのではなく、自分で見つけるから意味があり、自信にもつながります。 これから自分には何ができるのかを考えながら、行動していきたいと思います。