愛知県稲沢市祖父江地域には、自生のヘイケボタルが棲んでいます。 ホタルを放流し観賞する地域がある中、自然ふ化し、生息する地域は年々減り貴重な存在になりました。 畦道の草刈作業、生息環境調査、用水路の水質・生物調査を行いながら、小さなホタルの命を陰ながら守っているのが「NPO法人 祖父江のホタルを守る会」です。
毎年、6月下旬に「ホタルの観察会」が開催されます。 この日は、体育館に約200名の方々が集まり、ビデオやスライドを見ながらホタルの生態についてわかりやすく学びます。 ホタルを『観賞』するのではなく、そっと『観察』することが大切だということです。 農薬や捕獲など、ホタルやその他の生物が減少している理由を改めて考えるきっかけとなりました。 説明が終わる頃、太陽が沈み外は真っ暗。 さあ!いよいよ水田や用水路に生息するホタルの観察に出かけます。