両方あってこそ
就職してから3ヶ月ほどでボランティアを始めました。初めは月1回ほどでしたが、共感できる人たちに恵まれ、次第に、平日は仕事・週末はボランティアが中心の生活になりました。仕事がボランティアに活きたり、ボランティアの経験が仕事に活きたり…活動を通して見える世の中と、仕事から見える世の中は地続きだと気がついたとき、出会う人たちのしんどさがより現実感を持って感じられたり。お互いが活動に深みを持たせ、両方があって、今の生活があるような気がします。
(活動歴3年・会社員・女性・20代)
思い切って
休むのもあり!
休むのもあり!
私にとってボランティアは趣味のようなもので、それを通して知り合いや友人が増えていくのが楽しく常に学びもあるので、続けています。しかし長く活動していると、どうしても動けない時期はあります。そんなときは、思い切って休んでしまうのも一つの手です。このとき大事なのは、「○月〜△月頃の間、〜〜〜(理由)で休みます」ときちんと言うこと。「いつの間にかいなくなっている」ということだけは無いようにしています。仲間ですから、ちゃんと話せば理解してくれますし、復帰したときにまた気持よく始められますよ。
(活動歴11年・行政職員・女性・20代)
大切な仲間がいるから
続けられる
続けられる
初めは正直、「誘われたから」という単純な理由で、特に深く考えずにボランティア活動を始めました。しかし、その活動の場にいたのは、とても話が楽しい先輩やいつも自分を気にかけてくれる仲間たち。いつの間にか、一緒に活動する人たちが大切な存在になっていました。大切なのは「何をやるか」ではなくて「誰とやるか」だと思います。ボランティアは、何をやるにしても1人では成り立ちません。一緒に活動する仲間もいれば、活動を受ける相手もいます。そんな“活動で関わる人”を大切にしたら長く続けられるはずです!
(活動歴4年・学生・男性・20代)
いろんな人と同じ
課題に取り組む楽しさ
課題に取り組む楽しさ
ボランティアを今でも続けているのは、たくさんの信頼できる仲間ができたことが大きいと思います。性別も年代も考え方も違う人たちが集まって、同じ課題を協力して克服していく過程がとても楽しく、モチベーションになっています。仕事などが忙しくなるときは、無理せず活動をセーブし、余裕ができたらまた参加するようにしています。ボランティアはいろんな人が関わることなので、報告・連絡・相談をしっかりすることも心掛けています。
(活動歴3年・会社員・男性・30代)
喜びや人とのつながり、
好奇心が原動力
好奇心が原動力
秘訣と言える程のモノでもないですが、仕事以外でのつながりを持ちたい、また他の世界を知りたいという好奇心が一番大事なんだと思います。加えてそこに喜びや人とのつながりも感じられると、続けていく一つの原動力にもなるかと思います。しかし、何より大事なのは、学校、仕事、勉強なので、そこを削ってまでムリをするのは心身共に良くないです。自分の生活の中で余裕ができたらトライしてみて、その中で自分の心が喜びや楽しみを感じたなら、自分の日々の生活リズムと相談して、ムリしない程度に、少しずつでも良いので続けていければ良いと思います。
(活動歴2年・看護師・女性・30代)
自分にあったペースで
大好きな人たちと一緒に進む
大好きな人たちと一緒に進む
「楽しそうな活動だなぁ」という気持ちで始めましたが、実際に活動を始めると、次から次へと新しい課題(社会問題)にぶつかりました。活動を通して出会った、家族とも友達とも違うけど、とても大切な人たち。その人たちが困っているから一緒に何とかしたい!そんな気持ちの連続が、活動を続けている(やめられない)理由の一つだと思います。人によってちょうどいい「ペース」は違います。しんどい時はちょっとペースを緩め、活動を続けたいと思える自分のペースを見つけることが大切だと思います。活動に送り出してくれる家族に感謝することもお忘れなく!
(活動歴15年・NPO職員・女性・30代)
社会とつながる、
ひとつのきっかけ
ひとつのきっかけ
私がボランティアを始めたきっかけ、そして今も続けている理由は、「社会とのつながり」だと思っています。いつもの生活だけでは経験できないこと、見えない世界が、ボランティア活動を通して見え、体験できるようになることに、楽しさを感じています。新しい体験は、自分の成長や普段の生活、仕事にも役立っていると思います。いろんな分野のボランティア活動が増えてきたのも、飽きっぽい性格の僕が「ボランティア」を続けられている一つの理由かもしれません。これからも、新しいことにチャレンジしていきたいです!
(活動歴16年・行政職員・男性・30代)
人の役に立てれば、という思いを支えてくださることへの感謝から
「ボランティア元年」と言われた1995年阪神・淡路大震災の際には、私自身は実際に現地に行って支援活動に参加する機会はありませんでした。2011・3・11のときには東京都心の高層ビルにいたこともあり、被災者・被災地がとても他人事とは思えず、大学に帰って災害ボランティアセンターの設立に学生・教職員とともに関わりました。この体験は、その後の人生において人の役に立てるものでありたい、という思いを強いものにしました。ボランティア活動に参加するのは、その思いを支えてくださることへの感謝から、と言えるのかもしれません。
(活動歴3年・大学職員・男性・60代)