特定非営利活動法人 任
・職 員: 6年
・活動年数: 6年
Q.今の仕事に興味を持ったきっかけを教えて下さい。
以前はプログラマーをしていましたが、パソコンに向かっての仕事を続けるうちに、人と関わる仕事がしたいと思うようになりました。退職後ヘルパー2級を取得し、高齢者施設などで見学やボランティアをしました。当時は障がい者福祉という分野は頭になかったのですが、障がい児の児童デイサービスに行く機会があり行ってみると、そこでの活動に魅力を感じ、「ここで働いてみたい!」と思いました。
Q.今の仕事はどんなことをしているのですか?
今の職場「任」では、大人の知的障がい者を対象とした現場支援が中心ですが、事務仕事もしています。「任」では、制度上の支援と、必要だけれども制度ではカバーできない支援をしています。例えば24時間緊急受入サービスです。ご家族の急な病気などの時に、日頃から慣れている人に預けることができれば、ご本人も、ご家族も非常に安心ですよね。利用者さんにとっても、ご家族にとっても安心できる存在として地域にあり続けたいと常々思っています。
Q.ボランティアに期待することは?
楽器やダンス、ヨガができる方が来てくださっていましたが、今は継続して活動しているボランティアはいません。特技を生かして、障がい者の方と一緒に楽しんでくださる方を募集しています!
知的障がいを持つ方との交流を通して、障がい者を理解してもらいたいという思いもあり、より多くの方に参加していただきたいです。ボランティアの力を存分に発揮でき、ボランティアも職員もいい形で活動に関われるような受け入れ態勢を整えたいです。
特定非営利活動法人 多文化共生リソースセンター東海
・職 員: 3年6カ月
・活動年数: 4年11カ月
Q.今の仕事に興味を持ったきっかけを教えて下さい。
大学院生の時、東海地域で多文化共生をテーマにした中間支援組織を立ち上げるための懇談会に参加したことがきっかけです。それまでは日本語教育に興味を持ち、直接支援をしてきました。初めはおもしろくて勉強になるし、お手伝いできれば…という気持ちでしたが、徐々に中間支援の魅力に惹かれていきました。
Q.今の仕事はどんなことをしているのですか?
団体としては、東海地域に暮らす外国人が安心して生活できるようにと思って活動しています。何をするかは決めてしまわず、その都度現場に必要なことをしていこうと心がけています。
私の仕事は相談業務が一番多く、後は情報発信です。まだまだ認知度の低い “多文化共生”についての理解を促したり、様々な所に散在する情報を当団体のFacebookに一元化し、「ここを見れば多文化共生関連のニュースがわかる」ようにしています。私が今年度、特に力を入れていることは、日本語教育に関する実態調査と災害時支援のしくみ作りです。どちらも公的支援に繋げるための土台作りだと思っています。
Q. ボランティアと職員、特に代表としての立場の違いは?
気持ちは同じでも「責任」が違うのでは。職員として仕事になると生活がかかってきます。ボランティアは活動ができなくなっても、生活に直接のダメージを受けることは少ないですよね。さらに代表となると、他の職員の生活を守る「責任」もあります。
今、必要な支援を継続するため、次の世代へバトンタッチできる流れを作らなければいけないと強く感じています。収入が少なく大変なイメージのNPOですが、「多文化共生分野のNPOで働きたい!」と憧れてもらえるような団体にしていきたいです。