トップページへ  <  特集記事一覧へ

 最近「地域が離れ離れになって、周囲に知っている人がいないので寂しい」「仮設住宅に入ってマイナスがゼロに戻っただけ。これからが本当に苦しい時」などという言葉が皆さんからよく聞かれます。 お金、仕事、家の問題等、被災された方々の目の前に突きつけられている現実問題は決して容易なものではありません。 これからボランティアがこの課題に手が出せる部分はほとんど無いのかもしれません。 しかし阪神・淡路大震災をはじめ、私たちが16年間数々の被災地で出会ってきた被災者の方々は「復興への歩みは長く苦しいものだが、心配してくれる、応援してくれる人の存在が、私たちの頑張りを支え続けてくれた」とおっしゃいます。

 私たちの拠点であるボランティアきずな館では、これまでの支援活動で繋がった仮設住宅の方々をお招きし、毎週2回交流会を実施しています。 1日はRSYボランティアが、住民の方から震災前の町の様子や震災当時の状況、町の歴史や見どころなどを教えて頂き、もう1日はそのお礼に住民の方を夕食会にご招待して、さらに親睦を深めています。

地元住民との交流の様子
地元の女性高齢者を囲んで

 交流会を終えた帰り際、ある住民の方が「私は津波で全部流されちゃったけど、皆さんと出会って、たくさん笑って、おいしい夕食を食べたら本当に生きててよかったと思えたわ」と笑顔をこぼされました。 たった一つの出会いがもたらす笑顔と希望。 私たちは、この小さな積み重ねをこれからも大切に、今後も支援を続けていきたいと思います。

活動支援金
募集中!!
レスキューストック ヤード
URL:http://rsy-nagoya.com/
振込先 : 郵便振替
口座番号 : 00800-3-126026
加入者 : 特定非営利活動法人
    レスキューストックヤード

※通信欄に「寄付」とご記入ください。
トップページへ   <  特集記事一覧へ   <  この記事の先頭へ