まつりが始まります!子ども達、はっぴがとても似合っていますね。
クッキーを作る、頑張る子ども達
私は、午前と午後で一回ずつ、子ども達としぼりだしクッキーを作りました。子ども達は、交代しながらクッキーを作っていき、私たちボランティアは、オーブンを使うなど危険を伴う作業をサポートしました。私が以前、調理補助ボランティアをした時は小学生1年生から5年生の子たちのお手伝いでした。材料のチョコレートを食べてしまう子がいたりして悪戦苦闘しました。どんな子ども達がいるか、今回はもっとうまくお手伝いできるのかドキドキしました。
1回目は、3歳から6歳の女の子3人のお手伝いをしました。彼女達は、生地作りで一心に混ぜて生地を飛ばしていました。「おぉ」と思いながら机に飛んでしまった生地を拭きます。「ゆっくり混ぜてみよう」と提案すると、今度は丁寧に混ぜてくれました。年齢が低いので最初はどうなるかなと思いましたが、きちんと順番をゆずりあっていて素晴らしいと思いました。
調理室でクッキー作りをしました
2回目は、小学校高学年の二人の女の子のお手伝いをしました。二人は少し緊張していたので、どう打ち解けようかと考えました。以前のボランティアで、バレンタインの話題で盛り上がった事を思い出し、さっそくその話を振ってみました。すると照れながらも少しずつ話をしてくれるようになりました。学校生活の話や流行りのものを聞いてみたりして、打ち解けることができたかなと思った矢先に、生地が固くなり絞り袋から出なくなるというハプニングが発生しました。それまで順調に進んでいたので、皆であたふたしてしまいました。そこで生地を温めてみた所、生地は柔らかくなって出てきたので、皆でほっとしました。
1回目も2回目もクッキーは美味しく焼けました。一生懸命作ったクッキーをスタッフにくれる子が沢山いました。「ありがとう」と言うと、照れながら「いいよ」と言ってくれました。
どんなことで笑ってくれるかな、楽しんでくれるかなと考えたことを実行してみると、子ども達の反応は様々で面白いです。前回のボランティア活動で子ども達と会話した経験が、今回の活動で子ども達の緊張をほぐすことにつながったと思います。
階段には、出店の広告がいっぱい!
場と人が支えていく
「春のこどもまつりは、子ども達に遊ぶ機会をつくってあげたいというセンターのスタッフと地域の大人とで協力して始まったものなんです。」とセンターの社会教育主事の児玉さん。子ども達はまつりという「ものをつくる」体験ができ、色々な子と協力して取り組むことで交流することができるのだそうです。
またこのまつりには、大人実行委員会と子ども実行委員会の2つの実行委員会の存在があります。「大人の実行委員は第一線でまつりを創るのではなくて、どちらかといえば子ども達を支える存在です。」と春のこどもまつり実行委員長の塩谷さん。その支えるという言葉通り、お客さんの前で出店の宣伝をする緊張した子どもに声をかける姿や、子ども達の発表の舞台を作る姿を見ました。第1回目からこのまつりに関わっている実行委員の方もいるそうです。
お二人の話を聞き、「まつり」という場があり、「大人実行委員」やボランティアスタッフという人の存在があるからこそ、このまつりは31回も続いてきたのだなと思いました。
子ども達の経験のお手伝い
子ども達が自分でクッキーを作ったこと、そのクッキーで人に感謝してもらえたことに喜ぶ姿をみて、感じたことがありました。
自分で作った「もの」が、誰かに「喜んでもらえた」という経験をすることで、子ども達は自信をつけることができるのではないかと思いました。そこで生まれた自信が、新たな挑戦への一歩とつながるのではないでしょうか。
淑徳インターン
大人実行委員会によるブースの一つ「作って食べよう!スイーツ教室」の調理サポートボランティアスタッフとして参加しました。
春のこどもまつり
【場所】
名古屋市瑞穂生涯学習センター
〒467-0831 瑞穂区惣作町2-27-3
【連絡先】
春のこどもまつり実行委員会
TEL 052-871-2255 FAX 052-871-2256