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◆特集◆  インターン 川口 「ボラみ隊が行く!」 ボランティア体験レポート  

特定非営利活動法人 ファミリーサポートなごや

●子どもたちとの出会い

写真 1	ブロック作りで「はいチーズ!」

 「心身に障害を持った子どもたちと、放課後を楽しく過ごしています。」そんな活動に興味をひかれ、今回ボラみ隊として「さくらんぼ児童デイサービス」の活動に参加してきました。  ボランティア当日。「どんな子どもたちとの出会いが待っているのかな・・」不安と期待でドキドキしながら、現地へ向かいました。活動の拠点となる場所は、一軒家。どこか懐かしさやあたたかさを覚えるお家でした。  さて、子どもたちが来るまでの時間は、床のお掃除です。ぞうきんを絞り、床をフキフキ。きれいな場所で子どもたちを迎えたい。そんなスタッフの気持ちが伝わってくるようでした。  14時になると、子どもたちが次々と集まってきます。初めて見た私を見て、少し驚いた表情をしながらも元気にあいさつをする子や、キョトンとした表情でじっと私を見つめる子。自分の遊びに夢中になりながらも、私が話しかけるとチラッとこちらをうかがう子、恥ずかしそうにニッコリ笑顔を向ける子。いろいろな子どもたちの表情に迎えられ、ボランティアが始まりました。

●子どもたちの笑顔に支えられて

写真 2	みんな揃って、ハイ、ポーズ!

 「○○レンジャー!」汗をかきながら、はいポーズ。ヒーローになりきり、とっても満足そうにはしゃぐ男の子。スタッフの方が「うわぁ!やられたぁ!」と倒れると、満足そうな笑い声が響きます。 そんな様子を私と一緒に見ていた小さな女の子。その子に向かって「イナイイナイバー!」。私が顔を覆っていた手を広げると、その子の顔に笑顔が広がります。今度は私の真似をして、イナイナイバー。私の顔にも自然に笑顔が広がっていました。  ドキドキしていた子どもたちとの出会い。「みんな、私がいても大丈夫かな?」そんな不安も感じていましたが、子どもたちの笑顔にふれるたびに不安やドキドキは和らいでいきました。

● 子どもたちの心を『感じてみる』

 「あれっ?何か探してるんだろうけど、何を探してるのかな?」「パズルやりたかったんだね。」「どこに行ってたの?車の方へ行きたかったの?(笑)」「そっかぁ、うれしくってそんな声出してたのかぁ(笑)」スタッフから次々と子どもたちに向けて語りかけられる言葉。子どもたちが感じている気持ちを一緒に感じようとしているからこそ届けることができる言葉であるように思いました。その言葉を横で聞いていて、私はとてもあたたかい気持ちになりました。スタッフの方々は、とても難しく思えることをとても大切しながら子どもたちと関わっているように感じました。
 今回のボランティアを通し、子どもたちからたくさん元気をもらい、スタッフの方々からはとても大切なことを学ばせていただきました。貴重な出会いに感謝でいっぱいです。
 

■団体紹介 【特定非営利活動法人 ファミリーサポートなごや】
 さくらんぼ児童デイサービス
〒466-0823  名古屋市昭和区八雲町117-4  TEL&FAX.052-837-2391
「遊びを通して、知る喜び・できる喜びを感じながら、生きる力を身に付けるサポートを行う」ことを事業理念とし、肢体不自由やダウン症、自閉症、知的障害など心身に障害を持った子どもたちと、放課後を一緒に過ごすことを主活動としています。

■体験・文 【ボラみ隊 川口】
現場体験型研修として、ボラみみより情報局でインターンをした県職員。普段は、障害児に関わる仕事をしています。