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自分の存在を確かめるために |
家事ボランティアの主婦の方が3人、部屋の掃除を始めていました。角田貴久美さんは、コンビニハウスができた時からボランティアに
来ていました。「月に一度、必ず来ます。洗濯と掃除で2時間ぐらい。ちょっとしたことだけど、私も役に立ってるかなって」と角田さん。
ここに来て大川さんと話していくのも楽しみのひとつ。「掃除が終わったあと、みんなでごはんを食べにいくことも。
主婦の人たちはそのあとのお楽しみもあってやってくるのよねー」と大川さん。 このとき、「ボランティア募集」のチラシを見てきたという近くに住む主婦の方がいました。「パートをやめて時間ができたので、 その時間に何か私にできることがあれば」と家事ボランティアを希望し、登録用紙に記入していきました。 現在登録しているボランティアは、学生80名、主婦40名です。利用会員から申込みがあると、登録しているボランティアに連絡を取って 来てもらいます。 大川さんのこんな話が印象的でした。「人は誰でも自分の存在を確認したい。そのためには、ものでも人でもいい、対象が必要なのよね。 部屋を掃除したら、自分がそれに関わったからきれいになったんだという実感がある。介助してよろこんでもらうのもそう。 対象があって初めて確認できる。実は障害者と付き合うことって、自分の存在をすごく鮮明に感じることができる。 だって彼らは手をさしのべなきゃ生きていけないから。」 みんなの笑顔に会いに、そして自分の存在を感じに、コンビニハウスを訪ねてみませんか。 |
『写真集 もしもしこちらコンビニハウス』 |
「・・・・・コンビニハウスを利用している人達は、障害が非常に重い人達が多く、そのために様々な困難を抱えています。しかし、
一方でそうした困難のために自分の人生を犠牲にしてなるものか、というたくましさを同時に見せてくれます。ひとり一人が深く、
豊かな自分史を持っています。コンビニハウスではそうした物語の一端に触れることが出来ます。この物語を文章にすると全何巻と
いう全集になってしまいますが、一枚の映像、一言のつぶやきがそれ以上を語ってくれることがあります。・・・・・」 (写真集の寄稿より) 定価2000円 ●ご希望の方は、 郵便振替口座 番号00880-1-24516へ |
/ | ●ボランティア募集 介助ボランティア ●来年の春、もうひとつのコンビニハウスが、 西区の小田井にオープンします。 コンビニハウス |
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