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自分たちの特技を持ち寄ってミニ講座

「名古屋にもっと元気で素敵な女性を増やそう」―Shall we〜?には、 OLを中心とした元気な女性たちが集まっている。グループの名前である「Shall we〜?」とは、「一緒にやらない?」という意味。 「新しい事との出会いを通して、新しい仲間に出会い、新しい自分に出会う」という「3つの出会い」をメインテーマとして、 数ヶ月に1回のペースでイベント&講座を行っている。

元気な女性になりたい!
きっかけは友人同士の何気ない会話

 中心メンバーの一人、上村果林さんは、社会人7年目のOL。 現在の活動のきっかけとなったのは、2000年の大晦日、 上村さんが大学時代のバレーボール・サークルの友人たちと 行った旅行でのことだった。社会人になって仕事に追われる中、かつての憧れや目標を実現できていない自分たちを振り返った。 「今年こそは女を磨こう!」という話で盛り上がっていたとき、メイクの上手な友人がメイクごっこを提案。 そして、「せっかくやるなら多くの人を誘って、ミニ講座のようなものを開こう」と話が膨らんだ。 旅行後、上村さんを含めた3人が中心となり、グループ名を考えたり、チラシを作るなどして次第に本格化。 そして2001年の1月末、メイク好きの友人を講師に立てた、メイクアップ講座「Shall we ビューティー?」が、 メンバーの家の一室を借りて行われ、友人伝いに14人の参加者があった。
第2回「Shall we キッズ?」の様子

第2回「Shall we キッズ?」。
かわいい指人形が完成。

中心メンバーの写真

Shall we〜?の中心メンバー。右から2人目が上村さん。

 第1回目の講座終了後も、自然に話は「次は何ができるか」という方向へ。 そして、友人の中に幼児教材の販売経験者や 保育士がいたことから、何か講座ができないかと話を持ちかけた。 数ヶ月後、「Shall we キッズ?」と題して、第2回目の 「幼児教育&指人形作り講座」が行われた。 公共施設を借りて行ったその回は、将来素敵な母親になるヒントにと21人の女性が参加した。


才能が埋もれているのはもったいない。
一人ひとりの個性を引き出す機会に

 その後も、「ビーズのアクセサリー作り」や「アロマ講座」などを、 実際に講師として活躍する知人に依頼して行ったり、洋裁学校に通う友人による「ソーイング講座」、 着物の着付け資格を持つ友人による「着付け&うちわ作り」、カラーコーディネート学習者による「私色講座」など、 友人や友人の知人を講師に立てて、これまで7回の講座を行ってきた。プロとして活躍している人もShall we〜?の趣旨に 賛同して講師として参加し、またプロではない人も自分の得意分野を活かして講師役に挑戦している。 「特に免許がなくても、みんな今までにやってきたことや得意なものを持っている。そういう才能を埋もらせているのはもったいない」 と上村さん。「その人が他の人よりもちょっと好きなものであれば講師として十分務まる。受ける側にとっては教えられることがあるん です。教えた経験がない人でも、自分も何かできるんだということを感じてもらいたい」と話す。
第6回「Shall we 夏美人?」の様子

第6回「Shall we 夏美人?」。
ゆかたを着てうちわ作りに挑戦。


3つの出会いの喜びを伝え、
普段の生活にも活かしたい

 Shall we〜?の講座は、ただのお稽古ごととは異なる。 「新しい事、新しい仲間、新しい自分」という「3つの出会い」 のコンセプトに加え、毎回プログラムに合わせてコンセプトを設定し、 それを参加者に伝えられるように努めている。 その場限りではない、普段の生活にも活かせるような発想、アイデア、 エネルギーを感じてもらうためだ。 第5回目の「Shall we ソーイング?」のときは、ただの一枚の布に人の手が加わることによって 素敵な物に変化することの喜びと 同時に、道具の大切さを実感したと上村さんは振り返る。また、「自分の好きな色と似合う色を知ろう」 というコンセプトを掲げた カラーコーディネート講座では、「自分には似合わない、好きではないと思っている色でも、 本当は自分の魅力を引き出してくれる色 である場合がある。これは人間関係にも共通するものがあるし、 新しい自分との出会いにもつながった」と、毎回様々な発見があった ことがうかがえる。 参加者にも同じような充実感を味わってもらうため、企画するスタッフも真剣だ。司会も立てて、 講座の前には 必ず事前にスタッフで予行も行う。上村さん自身も司会の研究をしたり、チラシ作りや会場の装飾に工夫を凝らすなどして、 新鮮さを 失わないように心掛けている。そして何より、メンバーと一緒に「自分たちの手で創り出すこと」自体を楽しんでいるようだ。
第5回「Shall we ソーイング?」

第5回「Shall we ソーイング?」。
毎回の看板作りもスタッフの楽しみの1つ。

手作りの看板

 「社会人になると肩書きができる。でもその肩書きがなくなっても自分の存在をきちんと実感し、アピールできるようになりたい」 と話す上村さん。いろいろな個性や特技をもつ仲間、会社とは別の顔を持つ仲間との出会いによって、仕事も充実してくることを感じ ている。

現在は「音楽で元気になり、人に感動を与えよう」と、学生時代に歌を習った経験のある友人による「ゴスペル講座」が進行中だ。 歌が好きなShall we〜?のメンバーと新しい仲間が集い、ステージ発表を目標に練習に励んでいる。お金目的でもないし、 自分たちだけのためでもない。学生時代には想像もしなかったという活動だが、学生の頃にはない人脈を活かして、今しかできないこと、 今だからできることを楽しんでいる。


チラシ写真(文章は下にあります)
〜天使がくれたステキな時間〜
『出会い』はあなたを新しくする。
はじめて目にするシーン。はじめて耳にするコトバ。
新しいことがはじまる、たしかな予感―。
素敵な仲間と新しいあなたに出会える場所、それがShall we〜?
好きなことを自由に語り合える。新しい個性を導き出してくれる。
また来たい!また会いたい!
胸いっぱいの期待と一緒にShall we〜?の扉を開いて下さい。
その『出会い』があなたを大きく輝かせるチカラだから。



ロゴ ●Shall we〜?連絡先
Email:karin-rose@go5.enjoy.ne.jp(上村)

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