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◆ 特集 ◆ インターン 稲垣 「ボラみ隊が行く!」 ボランティア体験レポート編

あそVIVA

◆ はじめてのボランティア

 私はこれまでボランティア活動に参加したことがありませんでしたが、大学の時に人形劇のサークルに所属していました。 子どもたちを相手に活動をしていた経験をボランティアに生かしたいと思い、 「ボラみみ」のボランティア募集で“児童館で子どもと遊びたい人、遊ばれたい人、募集!”という見出しを発見し、 “あそVIVA”に参加してきました。

◆ "あそVIVA"の活動

写真 児童館の様子。

 子どもたちが来る前に代表の塩谷さんにお話をうかがいました。 “あそVIVA”を立ち上げたきっかけは、ただ子どもと遊びたいというシンプルなものでした。 「えっ、それだけで?」と正直思ってしまいましたが、子どもたちと一緒に工作やスポーツや、 読み聞かせをボランティアスタッフに手伝ってもらい、楽しみたいということでした。
また、市内のほとんどの児童館では地元の子ども会ボランティアが活動していますが、 白金児童館にはなく、“あそVIVA”がその役割を果たしています。 地域に根ざし、各世代をつなげるようなボランティアの健全育成を目的としています。 ボランティアの募集は“毎日活動したい人から数ヶ月に1日位しか活動できない人まで大歓迎です。 ”ということで学生から社会人まで様々で10代後半〜30代の方が登録しています。 それぞれ自分のペースで、児童館に遊びに来るようです。 これからは、エコ工作やお菓子作りといったイベントもやっていきたいとおっしゃっていました。 できるだけお金をかけなくても楽しめるようなものを考えていて、 昔の人が遊んでいたような素朴な遊び方を勉強して、子どもたちと一緒にやってみたいということでした。

◆ "あそVIVA"に参加する人たち

写真 ドッヂボールで白熱

 当日、私の他にもボランティアは6人いらっしゃいました。その中でも3人ははじめて“あそVIVA”で活動する方で、 嬉しいことに「ボラみみ」を見て“あそVIVA”の存在を知り、今回から参加したということでした。 入会の時には簡単に活動の内容を説明してくれます。入会する方たちは、はじめは真剣に話を聞いていましたが、 その説明を聞く間も横を子どもたちが楽しそうに走り回っていたので、子どもたちと早く遊びたかったらしく、 そわそわしていました。その後、子どもたちも初めて見る顔にもあまり戸惑わず、お互いにすぐにうち溶けていました。

◆ 子どもと遊ぶ

写真 キックベースで白熱

 午前中天気が悪かったこともあって、子どもたちは始めは少なかったですが、 徐々に増えて昼までには20人近くが遊びに来ていました。子どもたちの多くは小学3〜5年生でした。 男の子が多く、キックベースや、ドッヂボールなどボール遊びで楽しんでいました。 仲間に入れてもらいましたが、どちらも久々にやったこともあって、子どもたちよりもうまくいかないこともありました。 女の子もボランティアメンバーの持ってきたバルーンアートに興味深々で、 ボランティアスタッフの作った見本を見ながら一生懸命作ろうとしていました。

◆ 子どもたちのいま

 最近は体力がなくすぐ疲れる子、ルールが守れない子、人間関係を築く能力が弱い子が増えてきていると言われています。 実際、児童館に来ていた子たちもみんな流行のゲーム機を持っていたことにびっくりしました。 家でゲームばかりやっていて外に出なかったり、他にもいろいろな子どもたちを取りまく環境が変わったことで、 上に書いたような子が増えてきたのではないでしょうか。 取材が下手で聞き出せなかったのかもしれませんが、あそVIVAでは特別に何かを目標にしているわけではないようでした。
しかし、遊びの中で体を動かしたり、ルールを守ることや、いろいろな人と接する場を子どもたちに提供しています。 自然体で子どもたちとふれあい、一緒に楽しむことでたくさんの子どもたちの笑顔を生み出しているとても素敵な団体でした。

■ 団体紹介 【子どもと遊ぶボランティア あそVIVA】
  〒466-0058 名古屋市昭和区白金一丁目20-24 白金児童館内
   TEL:090-7309-5786 FAX:052-881-3020
  活動日:平日の午後や長期休みのほぼ毎日

■ 体験・文 【稲垣 裕介】
現場体験型研修として、ボラみみより情報局でインターンをした採用2年目の県職員。普段は川の改修にかかわる仕事をしています。

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