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◆ 特集 ◆ インターン 高山 「ボラみ隊が行く!」 ボランティア体験レポート編

こどものいばしょ

◆ この団体を希望した理由

写真 こどものいばしょ写真1

 ・私は子どもの安心、安全を守る仕事に従事しています。その関係からぜひ、悩んでいる子どもの声を直接聞いてみたい思いと、 この団体の支援の取り組みについて学習したいから希望しました。 児童を支援する立場から見て、養護相談や障害児(者)相談、非行相談が主な相談になります。 不登校相談や引きこもり相談は、対応が難しいのでどのような相談支援を行ったらよいのかわからないため、勉強したい気持ちがあり選択しました。
・引きこもりおよび不登校問題に団体がなぜ注視し対応しようと思ったのかその気持ちを聞いてみたいと思ったことも理由の一つです。
・引きこもりから始まりニートにつながるこの問題は、将来を考えると重要な社会問題になってくると思い、ぜひお話を聞きたいので「こどものいばしょ」に参加しました。

◆ ボランティア体験

写真 こどものいばしょ写真2

 ・ボランティア体験に行きましたが、相談者が現れず直接的なボランティア体験はできませんでした。ボランティア体験が終了してから気がついたことが2点ありました。不登校相談や引きこもり相談は、家族からみるとデリケートな部分であり、困っている家族は世間体を気にしていることや相談する勇気が必要となるため足を運びにくいことから相談者が来なかったのではないかと思いました。 もう1点は、当事者が足を運んで解決したい気持ちが大切になってくるため、より一層プライバシーな要素が高めることにつながるから難しい問題だと感じました。
・みんなでお話をする機会を作ると、同じ悩みをもつ父親や母親同士で話し合うグループワークを実践することによって悩みが解決したり、保護者の精神的負担の軽減につながる部分もあります。子どもの行動に対して保護者が子どもへの対応を共感し一緒に考えることができれば良いのではないかと感じました。
・ボランティア体験を終えた感想は、団体も私個人も同じ大きな枠で見ると目標はみんな同じで「社会問題を解決していく。問題に取り組んでいく」とのことで共通の目的を持っていることを知りました。この団体に集まったスタッフのみんなは、それぞれ自分の過去の体験や経験から地域支援をしていきたいと言う熱い気持ちを持って活動していることがわかりました。 あるスタッフは、引きこもりや不登校などの問題は数年前からわかっているのに、誰も取り組まないことをきっかけに始めたとのことでした。
・行政の支援では県民すべてを対象にすることは難しいと思います。最近は、地域住民の間で関わりが少なくなってきています。明確にはっきりしてはいませんが、民間団体でしかできない相談支援があると思います。最近は引きこもりや不登校の数が増加しているので今回体験したようなボランティア支援団体がより一層発展し、民間でしかできないノウハウを活かしてほしいと思いました。

■ 団体紹介 【特定非営利活動法人 こどものいばしょ】
   愛知県北名古屋市徳重長池11-1
   TEL/FAX:0568-24-1172 (9時〜17時30分まで)
フリースクールの運営をしています。悩みのある子ども・保護者との出会いのイベントも開催しています。
団体運営をお手伝いして頂ける方、やる気のある方を募集しています。
ボランティアを希望される方は1度連絡いただき、面談をさせて頂きます。お気軽にお問い合わせ下さい。

■ 体験・文 【高山 晃一】
現場体験型研修として、ボラみみより情報局でインターンをした採用2年目の職員です。普段は児童の安心・安全を守る仕事をしています。

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