特集 HOMEへ  /  バックナンバー目次へ

ページ  /  / 
9月特集記事「日本文化の楽しみ方、奥深さを伝えたい」(ページ3)
 
夢は、日本文化の楽しみ方を学べる出前講座。
 
 去年晴れてNPO法人となった和遊楽座。フリーマーケットと小中学校への出前講座、2つの活動を柱としながらさらに今年の春以降は月に1度のペースで一般の人を対象に日本文化にちなんだ行事を企画している。『日本酒の楽しみ方の研究』、『讃岐うどんと七夕』、『月見団子の作り方』など、タイトルからして興味をそそられるラインナップだ。和遊楽座のスタッフには、お茶、うどん、日本酒、日本舞踊などさまざまなジャンルに通じる人材がいるので、企画は自ずとバリエーションに富む。行事の講師役を務めるのももちろんスタッフで、ぞれぞれ楽しみ方と同時に歴史や由来といった日本文化の奥深さを伝える工夫をしている。
 一方、事務局長の浜田さんは、今年3月に20年以上勤めた岡崎市役所を退職し、和遊楽座の活動に専念することになった。きっかけは、和遊楽座がNPO法人としてスタートを切った直後に、肺に異常が見つかったことだった。手術は成功し今はすっかり回復したが、「いつまでも明日があるわけじゃないんだって気づきました。退職までの時間がこれまで働いてきた時間とほぼ同じになり、後半はどんな人生を選ぼうか真剣に考え、自分が好きなことを精一杯やれる道を選んだ」という。
 こうして、日本文化伝承に熱い思いを注ぐ人たちが集うNPO和遊楽座。次なる目標は、日本文化全般を学べる「出前講座」を開くことだという。カルチャーセンターや市民講座は時間が決まっていて参加できる人が限られてしまうので、会場も時間も希望者に設定してもらう1回きりのスタイルが理想だとか。
「すでに日本文化になじみのある人のための継続した講座ではなく、普段、日本文化に縁の薄い人、食わず嫌いの人のきっかけ作りの場としたいんですよね。最初のハードルを低くして、『日本文化って面白いぞ』と思ってくれる人を一人でも増やしたいです」と浜田さん。はてさて、どんな楽しい企画になるのか、待ち遠しい限りだ。
 
NPO和遊楽座 事務局長 浜田順子さん  
  讃岐うどん作りの様子
短冊を飾りつけている様子
 
讃岐うどんを食べている様子   讃岐うどんを食べている様子
7月の行事「讃岐うどんと七夕」
NPO和遊楽座 事務局長 浜田順子さん
 

  Information
 
特定非営利活動法人『NPO和遊楽座』事務局
〒444ー0840 愛知県岡崎市戸崎町字榎ケ坪26番地1 朝倉方
FAX 0564-51-4869
【ホームページ】http://www.wayuurakuza.net/
【eメール】koumei-s@sun-inet.or.jp

≪会員の募集≫

現在のメンバー構成は20代から60代までで、職業も会社員・主婦・公務員・自営業と多種多彩!日本文化について、みんなで楽しく一緒に学んでいきたいと思ってくれる人を正会員として募集中。また、活動自体に参加は出来ないけれど、支援をしたいと思ってくれる人は賛助会員の登録を!いずれも問い合わせは上記まで。
●年会費 正会員  1口 2,000円 
       賛助会員 1口 1,000円

≪着物のフリーマーケット日程予定≫

9/13(土)、10/11(土)
11/1(土)、12/13(土)
【時間】午後1時〜4時
【場所】岡崎市せきれいホール101・102会議室
※フリーマーケットの売上金は、NPO和遊楽座の活動資金に充てられています。
 
前のページへ  /  上に戻る