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トイバンクの活動は、生徒会活動の側面だけでなく、本当にやりたいと願う一人ひとりの高校生による自主的な活動も活発になってきた。名古屋市内にあるタイ雑貨のお店「まかふしぎ」では、月に1度の割合で20人くらいのメンバーが集まり、タイの現況を勉強したり、トイバンクとして今度はどんな取組みをすべきか、などを話し合ったりする。そこで今、議論の的になっているのは、現地情報を入手できる手段をいかに得るかということ。「おもちゃを送りっぱなしという状況で、手応えがないのが悩みなんです。おもちゃって僕らの『気持ち』なんですよね。だからその気持ちが、本当に伝わっているのかどうかは気になるところです。」
そう話す的場君も、来年は高校卒業の年だ。「きちんとした道筋を付けて、後輩達に引き継いでいけたら最高ですね。」
6月26日には、第3回目のおもちゃの輸送が成功した。集まったおもちゃは6000個、参加した学校は南山、聖霊のほか、淑徳高校や半田高校。地道な取組みは確実に実を結び、輸送活動も複数の高校に広がっている。
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